一日中テレビを見て過ごす高齢者

高齢者が一日中テレビを見て過ごすのにはいくつか理由があります。

  1. 時間を持て余しているから
    定年退職や配偶者の死去などにより、時間を持て余す高齢者が増えています。特に、一人暮らしの高齢者では、外出する機会が減り、テレビを見る時間が増える傾向があります。
  2. 孤独感や寂しさを感じているから
    高齢になると、友人や知人との付き合いが減少し、孤独感や寂しさを感じる人が増えます。テレビを見ることで、現実から逃避し、孤独感や寂しさを紛らわせようとする人もいます。
  3. 認知症の症状が進んでいるから
    認知症が進むと記憶力や判断力が低下し、テレビを見ることが楽しく感じられるようになり、長時間テレビを見るようになります。



しかし、一日中テレビを見て過ごす高齢者には、こんなリスクもあります。

  • 運動不足になる
    テレビを見ている間は、ほとんど体を動かさないため、運動不足になり、筋力や体力の低下につながります。
  • 認知症のリスクが高まる
    テレビばかり見ていると、脳が活性化しにくくなり、認知症のリスクが高まります。
  • 社会とのつながりが希薄になる
    テレビばかり見ていると、外出する機会が減り、社会とのつながりが希薄になります。



一日中テレビを見て過ごしている高齢の親には、少しでも他のことに関心を持ってもらうようにしなければなりません。

高齢者が一日中テレビを見て過ごすのは認知症のリスクが高まる

高齢者が一日中テレビを見て過ごすは認知症のリスクが高まる

高齢者が長時間テレビを視聴すると、認知症のリスクが高まる可能性があります。

  1. テレビを見ることは受動的な脳の活動
  2. テレビを見ることで 物理的な活動不足になる 
  3. テレビばかり見ていると社会的孤立に陥る 

①テレビを見ることは受動的な脳の活動

テレビを見るとき、私たちは受動的に情報を受け取ります。
つまり、脳は積極的に考えることなく、画面から流れてくる情報をただ受け入れるだけなのです。
このような受動的な状態が続くと、脳の認知機能が低下し、結果的に認知症のリスクが高まる可能性があります。

②物理的な活動不足になる

テレビを見ている時間は、体を動かす時間が減少します。
適度な運動は脳の健康にとって重要であり、運動不足は認知機能の低下につながる可能性があります。

③テレビばかり見ていると社会的孤立に陥る

テレビを見ている時間が増えると、他人との交流の機会が減少します。
社会的な交流は脳の活性化に寄与し、認知症の予防に役立ちます。

これらの理由から、高齢者が一日中テレビを見て過ごすことは認知症のリスクを高め、その人自身やその周囲の人々にとって重要な問題であることがわかります。

一日中テレビを見て過ごしているテレビ漬けの高齢者にしてあげられること

このように一日中テレビを見て過ごしている高齢者には対策も必要だと思います。
では、テレビ漬けの高齢の親になにかできることはないのでしょうか?

認知症の高齢者がテレビの内容を理解できないから

ずっとテレビを見ている高齢の親。
なにを見ているんだろう?」と覗いてみると、買いもしない商品のテレビショッピングだったということはありませんか?

実は認知症の高齢者にはテレビの内容が理解できないまま、ただボーッとテレビを眺めているだけということも多いのです。
それでは脳も活性化せず、認知症のリスクも高まります。

  1. 認知機能の低下
    認知症は、物事を理解する力や判断する力など、生活するうえで必要な能力に支障をきたします。これにより、テレビの内容を理解することが困難になる可能性があります。
  2. テレビの速度
    テレビは自分が意識しなくても、画面、場面がどんどん変わります。これは、認知症の人にとっては追いつくのが難しく、混乱を招く可能性があります。
  3. 現実との混同
    認知症の人は、テレビの場面と現実が混同して興奮する場合があります。これは、テレビの内容を正しく理解することをさらに困難にします。



これらの理由から、認知症の高齢者がテレビの内容を理解することは難しいと言えます。
しかし、適切なサポートとケアにより、認知症の高齢の親でもテレビを楽しむことは可能です。

一日中テレビを見ている高齢者にできること
  • 親が興味を示すようなテレビ番組を探してあげる
  • 録画番組の「ゆっくり再生機能」を使う
  • テレビ漬けにしない家族や周囲の人の協力
  • 外出を促す

親が興味を示すようなテレビ番組を探してあげる

一日中テレビをつけっぱなしの高齢者の特徴に「同じチャンネルをずっと観てる」ことがあります。
これはチャンネルを変えるというのは煩わしいということもありますが、好きな番組を探せないことも原因ではないでしょうか。

しかし、何も考えずにボーッとただ見るだけのテレビでは脳は活性化しません。

だからこそ、高齢者はこれまで培ってきた経験や知識を活かして、自分の興味や関心に合った番組を探すことが大事です。

例えば、
好きな歌手やタレントや俳優が出演する番組、
好きなジャンルの番組、
好きなスポーツの試合

など高齢者自身が興味や関心を持つ番組なら食い入るように見るかもしれません。

些細なことですが、それで脳が活性化し認知症の進行が抑えられるなら嬉しいことだと思います。

録画番組の「ゆっくり再生機能」を使う

この人 早口でなにを言うてんのかさっぱりわからん
これ、テレビを見ている高齢者のよく言う口癖です。

ただでさえ耳が遠いのに、テレビの中の出演者の喋る言葉のスピードに脳が処理しきれないのかもしれません。
ですので、親が好きそうななテレビ番組を録画しておいてあげて、後でそれを「ゆっくり再生」してあげると高齢者もテレビの内容がより理解しやすくなります。

高齢者にとってテレビを見ることは重要要な娯楽のひとつです。
ですので、少しでも脳を活性化させるために工夫をしてあげてください。

テレビ漬けにしない家族や周囲の人の協力


高齢者の方は、自分の部屋でポツンとひとりでテレビを見ていることはありませんか?

家族で一緒に見るテレビは、家族のコミュニケーションを作るための役立つツールでもあります。
同じテレビを家族一緒に見ることで、泣いたり笑ったり議論したりすることで高齢者の脳も活性化も期待できます。

しかし、家族が一緒にテレビを観る時に起こる問題は、高齢者のテレビの大音量問題です。
耳が遠くなってきた高齢者にとってて他の家族が観るテレビの音量ではs聞き取れないことがあるのです。

そんな場合は、こんな高齢者向けテレビスピーカーもあることを知っておいてください。
認知症の人は、テレビの場面と現実が混同して興奮する場合があります2。これは、テレビの内容を正しく理解することをさらに困難にします。

趣味や活動を見つけてあげる

テレビ以外の趣味や活動を見つけることで、テレビへの依存を減らすことができます。
例えば、絵を描いたり、音楽を聴いたり、散歩に出かけたり、ボランティア活動に参加したりなど、さまざまな趣味や活動を探すことができます。

でも、なかなか高齢者が自分で趣味や活動を見つけることはできないものです。

そこで、高齢の親が昔好きだったことを調べてみませんか?
親戚などへのヒアリングもも役に立つことがあります。

えっ?おばあちゃん 昔は畑で野菜作ってたの?
へぇ~、おじいちゃん 釣りやってんだ

意外な昔の趣味が見つかるかもしれません。

外出を促す

地域の活動に参加するなど、外出を促すことで、社会とのつながりを保つことができます。
また、外出することで、新しい刺激を受け、脳を活性化させることができます。