高齢者の使うリモコンの工夫

高齢者のテレビのリモコンで困っていませんか?
特に認知症気味の高齢の親なら
・テレビのリモコンが使えない
・リモコンを隠す
・変なボタンを押してしまい設定がおかしくなる

ということがよくあります。

そこで、高齢者のテレビリモコンの工夫をご一緒に考えてみましょう。

高齢者のテレビリモコンの工夫

高齢者のテレビリモコンで工夫できることってどんなことがあるのでしょうか?
それはズバリ、テレビ本体の付属の純正リモコンではなく高齢者でも使える汎用簡単リモコンを使うことだと私は思っています。

【汎用リモコンとは】

アマゾンの紹介リンクも一応貼っておきますが、わざわざ取り寄せることもないかもしれません、
だって、少し大きな家電量販店ならどこでも売っています。
実物をぜひそこで確認してみてください。
価格も千円ちょっとと買いやすい低価格の物がほとんどです。


認知症気味の高齢者にはテレビの純正リモコンは使えないから

高齢者 リモコン 使えない
最近のテレビは高機能の商品ばかりです。
ですので、設定はもちろん操作ボタンもどんどん増えていってしまうのは仕方のないことかもしれません。

しかし、これが高齢者にとって困ることでもあります。

高齢者に
・「地上」「BS]「CS]ボタン
・「ゆっくり再生」ボタン
・「音声切り替え」ボタン
・「録画」ボタン」
は不要ではないでしょうか?

さらに、矢印を押して「決定」する設定は無用の長物です。

その点、市販の簡単リモコンは機能が絞られている分、使うボタンが少ないのです。
さらにうれしいのは「ボタンの文字が大きい」ことです。

これなら、高齢者でも使えるリモコンだといえません。

認知症の高齢者はよくテレビのリモコンを隠す

認知症 高齢者 リモコンを隠す
あなたの実家のリビングは生前と片づけられていますか?

多くの高齢者のリビングはたくさん物で溢れかえっています。
・ティッシュ
・新聞
・お薬

などなど、すぐになんでも手が届くところに高齢者刃物を置きたがります。

そんな高齢者の暮らすお部屋ではよくリモコンが行方不明になります。

また認知症だと、テレビのリモコンを変なところに置いたりもします。
本人は決してそんなつもりはないのですが、子供からすれば
おばあちゃんが、よくテレビのリモコンを隠すので困っている
という方がたくさにます。

そこで、市販の簡単リモコンを複数用意しておくことをおすすめします。

市販の汎用リモコンは価格も千円ちょっとです。
2~3個購入しても数千円です。

高齢の親がリモコンを隠して見つからない時に備えて、予備に数個あれば隠されてもすぐに補充できます。

そのうち、隠されたリモコンは意外なところから発見されるものです。

高齢者はリモコンの変なボタンを押してしまう

高齢者 テレビ 壊す
高齢者には使いこなせないのが最近のリモコンです。
小さな文字で書かれた小さなボタンがたくさんついているリモコン。
高齢者でなくても、その機能を使いこなしている人は少ないものです。

急にテレビが観れなくなった!
テレビが壊れた!

そんな親からのS・O・Sに急いで駆け付けたら、BSのボタンを押して通常の地上波の番組が観れなくなっていた。

そんなご経験はないですか?

まあ、市販の汎用リモコンも画面切り替えのボタンもあります。
ですから、それで100%問題解決とはなりませんが、厳選されたボタンしかありませんからその問題が起こる確率はかなり小さくなると思います。

認知症気味の高齢者はリモコンが使えないことが突然起こる


今は問題なく使えているテレビのリモコン。
でも、高齢者は突然リモコンの使い方がわからなくなることってよくあるんです。

お父さん、ここは押しちゃダメだよ!

そう何度も教えても、やはり同じようなトラブルが頻発するようになります。

ですので、予めは簡単操作の汎用リモコンを浸かっておいてもらうほうが懸命です。

高齢者がテレビのリモコンが使えなくなる原因


高齢者がテレビのリモコンを使えなくなる原因に、次のようなことが挙げられます。

  1. 認知機能の低下
    認知症になると、記憶力、判断力、注意力、理解力などの認知機能が低下します。そのため、リモコンのボタンの意味や操作方法を覚えられなくなったり、ボタンを押す動作がうまくできなくなったりします。
  2. 失行
    認知症の症状の1つに「失行」があります。失行とは、本来できる動作をうまくできなくなることです。リモコンの操作が失行の原因となるケースもあります。
  3. 視力や聴力の低下
    認知症になると、視力や聴力の低下が起こることがあります。そのため、リモコンのボタンが見えにくくなったり、音が聞こえにくくなったりして、操作が難しくなります。



そうなってくると、こんな症状がみられることがあります。

・ボタンの意味や操作方法を忘れる
・ボタンを押す動作がうまくできない
・タンが見えにくくて押せない
・ボタンの音が聞こえなくて押せない
・リモコンを落としたり、手放したりする

認知症の人がリモコンを使いやすくするためには、以下のような工夫が有効です。

・ボタンの数を減らす
・ボタンにわかりやすいマークをつける
・ボタンの音を大きくする
・リモコンを持ちやすいようにする
・リモコンを落とさないようにする



また、家族や介護者が操作を手伝ってあげることも大切です。

認知症気味の高齢者にはテレビだけでなくエアコンのリモコンも使いやすいものに換えてあげて

高齢者 エアコン リモコン 使えない
テレビのリモコンだけではなく、認知症気味の高齢者に使いにくいのがエアコンのリモコンです。
これも、どんどん多機能化していくエアコンですから操作も複雑で、高齢者には使えないのです。

そこで、テレビのリモコンだけでなく、エアコンも高齢者に使いやすい汎用リモコンがおすすめです。

【エアコン汎用リモコンの設定の仕方】



たぶん家電量販店なら2000円以下で買えます。

高齢者でも使えるように、
できるだけシンプルな機能
できるだけ大きなボタン
できるだけ大きなサイズ(行方不明防止)
の物をおすすめします。

リモコンには大きく「テレビ」「アエコン」とマジックで書いておこう

日頃、リモコンを使い慣れている私たちにはなかなか考えられないことなのですが、高齢者には「テレビ」「アエコン」の区別がなかなかつかないことがあります。

これらの汎用リモコンなら価格も1500円程度と格安ですから、思い切ってマジックで大きく
「テレビ」
「エアコン」

と書いておいてあげるのも優しいかもしれません。

そういう意味では、汎用リモコンは「黒」より「白」がよいと思います。