老人性難聴とは、老化に伴い少しずつ進行します。
そのため意外と本人はなかなか気がつかないものです。
それがよくわかるのいがテレビの音です。
「高齢の親のテレビの音がうるさい」
そう感じたら老人性難聴を疑ってみる可能性があります。
ただ、高齢になってくると誰でも耳が遠くなるのは仕方ありません。
個人差も大きい老人性難聴ですが、まわりに迷惑をかけてしまっては家族のストレスが爆発して喧嘩になってしまうかねません。
そこで今は老人性難聴の高齢者向けのテレビスピーカーもたくさん販売されています。
しかし、気を付けて欲しいのが意外と高齢者には使えないテレビスピーカーも多いことでし。
せっかく買ってあげたのに、全く使ってくれない小野は悲しいですからね。
老人性難聴かはテレビの音でわかる
テレビの音量を大きくしているからといって、必ずしも老人性難聴と断言することはできません。
しかし、テレビの音量を大きくする行為は、老人性難聴の可能性を示唆する一つのサインであるので気を付けてください。
もし、テレビの音量をいつも大きくしていると感じたり、聞き取りにくさを感じたりする場合は、一度耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
専門医による聴力検査を受けることで、聴力の状態を正確に把握し、適切な対処法を見つけることができます。
聴力低下は、放置するとコミュニケーションの円滑さを妨げ、生活の質を低下させます。
早期に発見し、適切な治療を受けることで、快適な生活を送ることができるようになります。
テレビの音量と老人性難聴の関係性
テレビの音量と老人性難聴の関係性はあると私は思っています。
- 高音域の聴力低下がテwレビの音を大きくさせている
老人性難聴は、一般的に高音域の聴力から低下していくことが特徴です。テレビの音声は、高音域の音も含まれているため、高音域の聴力が低下すると、会話の音声は聞き取れても、テレビの音声が聞き取りにくくなり、音量を上げざるを得ない状況に陥ります。 - リクルートメント現象
老人性難聴には、リクルートメント現象と呼ばれるものがあります。これは、小さな音は聞き取りにくいが、一度大きな音になると、通常の聴力の人よりもはるかに大きく感じてしまうという現象です。そのため、テレビの音量を少しずつ上げていき、気付かないうちに大きな音量になっていることがあります。 - 周囲の雑音がテレビの音を大きくさせている
テレビの音量を大きくする原因として、周囲の雑音も考えられます。周囲が静かな場所では聞き取れていた音が、騒がしい場所では聞き取りにくくなり、音量を上げるケースも少なくありません。
テレビの音量以外にも考えられる老人性難聴
- テレビの音質
テレビの音質設定によっては、高音域が強調されていなかったり、低音が過度に強調されていたりすることがあります。このような場合、音量を上げても聞き取りにくいことがあります。 - 聴覚以外の問題
耳だけでなく、脳の聴覚中枢に問題がある場合や、聴覚神経に障害がある場合も、聞き取りにくさを感じることがあります。 - その他の病気
中耳炎や内耳炎など、他の耳の病気も、聴力低下を引き起こすことがあります。
老人性難聴向けおすすめのテレビ用スピーカーの選び方
老人性難聴の高齢者向けのテレビ用スピーカーには色々なタイプがあります。
価格もバラバラで数千円~数万円と幅広い価格帯です。
しかし、「安物買いの銭失い」が多いのもこのスピーカーたちです。
お年寄りならではの使い方やその気持ちもしっかりと考えて選んであげてください。
手元スピーカーの「ワイヤレス」や「コードレス」はおすすめしない
高齢者向けテレビスピーカーで最も多いのが「ワイヤレス」「コードレス」です。
これらは手元スピーカーと呼ばれていまにも便利で使い勝手がよさそうですよね。
でも・・・
「ワイヤレス」や「コードレス」の手元スピーカーの充電が必須
「ワイヤレス」や「コードレス」の手元スピーカーに受電というプロセスが不可欠です。
ある程度使ったらその都度充電ステーションやコンセントに繋がなければなりません・
これが高齢者にとっては煩わしく、またそもそもそれができないのです。
「おじいちゃん、そのスピーカー 寝る前に必ずここに繋いでおいてね」
なんどもなんどもそうお願いしてもやってはくれないのです。
そして
「これ、音が鳴れへんぞ!」
とお叱りを受けるのです。
それは高齢者にとって仕方ないことなので諦めてください。
まして足元がおぼつかない高齢者にとって、いくら軽量とはいえ「ワイヤレス」「コードレス」の手元スピーカーを持って歩くことには危険性もあります。
万が一、ふらついて転倒でもしたら大変なことにもなりかねません。
て
「ワイヤレス」や「コードレス」の手元スピーカーは邪魔になる
意外と「ワイヤレス」や「コードレス」の手元スピーカーは置き場所に困るのです。
高齢者がテレビを観るポジションに手元スピーカーを置くスペースありますか?
ちゃぶ台の上には
・病院からのお薬
・ティッシュ
・テレビのリモコン
・何日分もの新聞
・口が寂しくなった時のお菓子
その他たくさんの物で溢れかえているはずです。
そこにテレビ用の手元スピーカーを置く場所を確保することは意外と難しいのです。
老人性難聴のテレビの音対策は「使っているのがわからないスピーカー」がおすすめ
テレビの音が大きい老人性難聴の方におすすめなのがこの「ミライスピーカー」です。
このスピーカーはテレビにつないで横に置いておく使い方です。
【テレビの音が異常に大きい実家の母のためにミライスピーカーを付けてみた】
健常者の耳にはあまりその違いが分かり難いのも不思議です。
老人性難聴の高齢者には
使っているのか?
使ていないのか?
それもわからないくらいのスピーカーがちょうど良いのです。
詳しくはこちらの記事もご参考にしてみてください。